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無添加住宅勉強会in岩手 その3

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神戸空港‐仙台空港の直行便。
たったの1時間強で到着です。
仙台空港からはレンタカーを借りて
東北自動車道で一気に岩手へ。
初めての土地でレンタカーを運転するのは
少し勇気がいりましたが
行きたい所へ時間を気にせず行けるので
とても便利でした。
「日産マーチ」小回り利いて、運転しやすい。

isiyane

二日目、セオリーホームさんへ向かう途中
三陸沖へ足を伸ばしました。
津波の傷跡が、まだまだ癒えない光景に胸が痛みます。
訪れた時には、とても穏やかな表情を見せていた海。
堤防が、道が、町が、のみ込まれ、流され…。
復興へ向けて、土地の高さを上げる工事が
あちこちで進められていました。
数年後には、暮らしが再開されるのでしょう。
でも、景色は以前と随分違ってしまうのでしょうね。
阪神大震災で、私の生まれ育った町も一変してしまった。
復興した町の姿は、嬉しくもあり、寂しくもあり。
未だに複雑な気持ちのままです。
津波の被害に遭い、注目を浴びたもののひとつに
【雄勝石】があります。
東京駅の改修工事のために、この三陸で用意されていた天然スレート。
一時は使用を諦め代替品が検討されていたものの
復興のシンボルにと、多くの方々の手によって
東京駅の屋根に使われることとなりました。
その経緯を知って、2年前に東京を訪れた際には
しっかりと自分の目で屋根石を見てきました。
そして、いつか【雄勝石】を見に東北へ。
その願いも、今回叶えることができました。
津波をまともに受けながら、ほぼ無傷だった雄勝硯伝統産業会館。
大学時代に授業を受けたことのある教授の設計でした。
残念ながら、その建物は解体されてしまっていましたが
道すがら、民家の屋根に葺かれた雄勝石をたくさん見ることができました。
石積みの石も粘板岩でした。
こちらにいると、御影石を日常的に見かけますが
それが地域性だということに
離れてみて初めて気づきました。
鱗葺きの天然スレート。
ヨーロッパの村で見かけた屋根とそっくりです。
たまたまなのか、それとも…。
大航海の末、技術者が伝承したものなのか?
不思議です。
もっとゆっくり、もっとじっくり、見て回りたい。
どうか、その日まで、石屋根がなくならず残っていますように。
そして、雄勝の石文化が廃れることなく発展しますように。
充実した、とても濃い東北紀行となりました。