english-house

先日、無添加住宅本社へ訪問したときに、偶然彼女にお会いしました。
写真の本の著者、山田佳世子さんに。
何年ぶりだろう…。
前回お会いしたのは、イギリスから帰国されたばかりの時。
ステイ先で撮りためた写真を見せてもらいながら、イギリスの家の特徴を教えてもらいました。
「内開きの折りたたみ木製雨戸」
「鮮やかにペイントされた木部」
ディテールが面白くて、食い入るように見てしまいました。
その時のこと、よーく覚えています。
元々、無添加住宅の代理店で設計の仕事をされていたので知り合えたのですが
イギリス好きが嵩じて退社された後も、何度かお会いする機会がありました。
Facebookで本の出版が決まったことも知っていました。
でも、出版間近なこのタイミングで実際に会えるとは!?
発売が待ちきれず、帰って早々、ネット通販で予約購入しました。
送られてきたその本は、思ったよりも小ぶりなサイズ。
でも、中身はぎっしりです。
山田さんが何年もかけて訪れたイギリスの住宅。
書き溜めた間取りのスケッチもたくさん掲載されています。
外観やインテリアの写真もたっぷり。
パラパラとめくるだけで、イギリスに行きたくなります。
なんであんなにイギリスが好きなんだろう…?とちょっと思ってるとこもありましたけど
こりゃ、好きになるわ。はまるわ。
納得なのです。
「ヨーロッパの家は石造りだから長持ちするんだ。」
それはなんて、陳腐な考えなんだ…と。
時代を経た建物は、圧倒的にかっこいい!!
そして、中はこれでもかっていうぐらいに住み手がカスタマイズして暮らしている。
DIY力が半端ない。
日本人のとの意識の違い。
家は、子や孫へと受け継ぐものではないということ。
「住み継ぐ」という意味が違うんだって。
まるで、ヤドカリのようにイギリスの人は引っ越しをする。
家族構成やライフスタイルの変化に合わせて最適な家を見つける。
そして、自分たちで手を入れて住む。
その辺りの話しは、不動産やさん事情も含めて書かれていたりして、ほんとにおもしろい。
まだ隅から隅まで読めていないんですけど、先走って紹介してしまいますので
ぜひぜひ気になる方は購入して読んでみてください。
書店にも並んでます。
著者の山田さん自ら、書店チェックしてきた写真を拝借。
本屋さんによって「建築」だったり「ライフスタイル」だったり、置かれてるコーナーが違うようなので
お店の人に聞いてみてくださいね。
ほんとにほんとに、見ごたえ読みごたえのある一冊です!

kenchiku

建築のコーナーにて

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図説 英国の住宅
住まいに見るイギリス人のライフスタイル
著者:山田佳世子/Cha Tea紅茶教室
発行:河出書房新社