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SDGsへの取組み

2030年に向けて、モスハウス田端ができること。

モスハウス田端は、安心・安全な家づくり、人と環境にやさしい木造建築、自然の力を活かした省エネデザインにより、持続可能な社会の実現に貢献します。

SDGs

What's SDGs?

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

1.誰もが安心して暮らせる住まいを届ける

  


家に使う建材は天然、⼈⼯にかかわらず無害なものを選び、⼈にやさしい無添加建材にこだわっています。
また、⽯油製品や化学接着剤などを可能な限り使わない家づくりを提供しています。


壁材はしっくい、床材は無垢材、木製品の接着剤は米のり、断熱材は炭化コルクなど「身体に良くないものは使わない」をモットーにお客様に安心・安全な建材で家づくりをしています。

 

2.環境にやさしい建材を採用

 


無添加住宅では⾃然素材の特性を活かしたり、廃棄物を再利⽤したりするなど、資源を包括的に有効活⽤しています。


しっくい 壁材のしっくいに⽔を加えて壁に塗りつけると、乾燥して空気中の⼆酸化炭素と化学反応し、再び元の⽯灰⽯と同じ成分に戻っていきます。その際、しっくいが硬化する過程で空気中の⼆酸化炭素(CO₂)を吸収することから、環境負荷に配慮した建材と⾔えます。

柿渋 塗料として使⽤する柿渋は、商品として使えない奇形な柿や柿を成⻑させるために間引いて廃棄するものを原料しています。

木材 インドネシアの提携⼯場では⽶のり集成材を製造する際に出る端材を、⽊材の防⾍‧防カビ処理の機械(⾼温釜)の燃料に再利⽤し、資源の有効活⽤を図っています。

3.長寿命な住まい

 


無添加住宅の家づくりは、⽯油製品や化学接着剤などを可能な限り使わずに、独⾃の⼯法や独⾃の⾃然素材の建材を使うことで、⻑期的に住み続けられるロングライフ住宅を実現しています。


漆喰塗り炭化コルクWALL工法

外壁は漆喰と炭化コルクを組み合わせた「漆喰塗り炭化コルクWALL」の工法なので、一般的なサイディングの壁のように継ぎ目がないことから、太陽光の紫外線により約10 年しか持たないシーリング材が不要です。さらに、漆喰は年月が経つほど元の固い石灰石に戻り、強固になっていきます。そのうえ、炭化コルクは無機質なので腐ることもありませんし、漆喰・炭化コルクともに通気性がよいので、通気工法のような複雑な工法も必要ありません。また、サッシ周りには、万が一壁に水が入ってもそれを外に排出する独自の工法(特許取得済)も採用しています。以上のことから素材や工法により長寿命な家を実現することができるのです。

劣化しない自然素材の建材

ビニールや化学接着剤などを⽤いて作られる建材は、新築当時は綺麗ですが年数を経ていくうちに必ず劣化していきます。その点、本物の⾃然素材は、劣化することなく⽇々経年変化し、⻑く住み続けることができる堅牢な家を実現することができます。

4.省エネルギーな⼯法や建材が環境に貢献

 


自然素材の建材が本来持っている特性を活かした、 パッシブ手法による省エネルギー効果を発揮します。 結果、電気代やCO₂排出量の少ない家づくりになり、環境にも貢献することができます。


漆喰壁の反射

漆喰は光に対する反射率(85%)がきわめて高いため、 太陽光の熱源である赤外線を乱反射させ、外壁に熱が溜まりません。また、その反射率を利用し漆喰を内壁に使うことで室内の部屋を明るくすることができます。漆喰面に光が反射するように窓や照明器具を設置することで省エネにつながります。

漆喰壁の調湿効果

実建物での夏季冷房、冬季暖房実験で一般的なビニールクロス内装仕様の居室よりも漆喰内装仕様の居室の方が、エアコンの電力総量を約16%減少することがわかりました。これは漆喰の室内調湿効果により外部温度の影響を受けづらく、エアコンの急激な温度調整が少ないことで、電力削減につながっています。

クールーフ工法

独自のクールーフ工法により、屋根部の熱を自然の風力で自然換気することで、従来の屋根以上の涼しさを実現。実証実験では、無風状態では差がほとんど見られませんでしたが、約2.5m/sでは屋根表面まで大きな温度差が確認できました。

無垢材フローリングの低熱伝導率

無垢材フローリングは、木の本来の低熱伝導率により冬でも暖かく、裸足でも寒さを感じません。鉄やコンクリートはもちろんですが、同じ無垢材でもウレタン塗装している無垢材とそうでない無垢材でも熱伝導率の差が出ています。そのため、本物の無垢材は年中素足で過ごしていても心地良さがあります。

5.世界各国の新興国・途上国より建材を輸入 

 


無添加住宅で扱っている建材の多くは、 世界各国の新興国・途上国より輸入しています。 また、現地の工場との提携により、雇用の創出に貢献しています。


インドネシアには無添加住宅と提携している工場があります。ここでは現地の樹種である「シンゴン」や「インドネシア松」の木材を使った、無垢材フローリングや米のり集成材、米のり建具などを製造しています。

石灰岩が採れるフィリピンからは、サンゴや貝殻の化石が入ったコーラルストーン(石灰岩)を輸入しています。

ブラジルでは多くの粘板岩が採れます。その天然石を無添加住宅では屋根材の「クールーフ」として使用しています。

その他にも、インドより石材、ベトナムより床材、ロシアより床材や集成材などを輸入しています。

6.学術的な室内環境の研究

 


人が健康で快適な生活を送るには室内の空気が大切です。
無添加住宅は「見えない空気の見える化」をするため、愛媛大学と共同研究を行っています。

7.健康に関する啓発活動

  


健康な方にはもちろんのこと、シックハウス症候群や化学物質過敏症、喘息などのアレルギー症状で苦しんでいる方に向けて、無添加住宅について知っていただき、さらにご理解を深めていただくため、あらゆるメディアを通じて啓発活動をおこなっています。


8.社会への貢献

 


神戸・明石の気候風土に適した、品質の高い長寿命な住宅を良心的な価格で数多くの方に提供することにより、良好な街並みの形成と美しい街づくりを促進し、地域の住文化の向上に貢献します。


9.地域への貢献

 


「衣食住」のひとつである「住まい」「くらし」に関する基本的な情報が一般の方々へ充分に届いているとはいえない現状において、生活する上での基本的な力を身につけ、「住まい」や「建築」に関心を持ってもらえるよう、兵庫県建築士会 住教育支援チームのメンバーとして、神戸市内の小中学校での「住まいの学習」の講師として活動を続けています。トライやるウィークの受け入れも実施しています。


10.廃材を資源に

  


建築現場で出る廃材・端材を、欲しい人に直接届けたり、廃材リユースショップと提携し必要な人に使ってもらえるような取り組みをします。自社や地域のイベントに端材を用いた工作を発案し、資源として活用します。それらによって、建設廃棄物を減らし、環境問題に貢献します。


11.障害のある方とともに

      


私たち夫婦が重度知的障害を伴う自閉症の長男との暮らしの中で、障害があっても社会と関わり役割を持つことの大切さを痛感しています。福祉事業所や特別支援学校等に建設現場で出る端材を提供、その加工を依頼し、別の新しい商品としてアップサイクルを図ることで、ハンデがあっても自分の役割を持ち、働く喜びにつながるよう支援します。