STORY
ポストインされた無添加住宅リフォームのリーフレットをご覧になってご相談に来店されたY様。
お住まいの悩みは、少々手狭なダイニング。
家族や親せきが集まったときにひとつの大きな食卓を囲みたい!
その願いを叶えるために、約1.5帖分の増築と造り付けのベンチの工事をさせていただくことになりました。
リビングのテレビボードと壁面のコーラルストーン張りも合わせて行うこととし、約1週間の工期にて着工しました。
工事の様子を一部ご紹介します。
GALLERY
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窪んだ形のダイニングスペースを増築。
基礎を新しく打ち、窓のサッシも外して移設します。
問題は、増築した部屋内に入ってしまうキッチンのレンジフードの排気口。
勝手口の横にコンロがあって、直接外壁に抜けるはずなのに、いったん天井に上げてバルコニーの軒天に…謎です。
でも、何か事情があったのでしょう。
まずは、その謎を探ります。
天井を開けてみると、謎が解けました。
解決策をいくつか検討した上で、最善の方法をご提案しました。
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丁寧に取り外した開口部の枠を付けなおし、水切り部材を付けているところです。
新しくできるスペースの床下には、断熱材を敷きました。
土台下に石パッキンを敷いた、床下が通気する工法なので、床下断熱がないと冬冷えますから。
外壁ではなくなる部分の壁の中からグラスウールを取り出しましたが、へたりや偏りがあるので、新築の無添加住宅にも用いる【パーフェクトバリア】を壁内に入れています。
写真の中央に見える合板は、仮の間仕切り。家の中に埃が入らないように、閉じた状態で増築部を仕上げていきます。
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増築部の外壁下地に「炭化コルク」を張りました。
新築の無添加住宅と同様、しっくい塗りで仕上げます。
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リビングの壁に「コーラルストーン」を張っていきます。
テレビの後ろの壁なので、一番目にすることが多い壁面ですね。
壁から張り出しているのは、ロシアンパインを切り出して作った飾り棚。
支えとなるブラケットを見せたくないとのリクエストに、壁の中に棚を入れ込んだ造作工事。
石張りの裏側にも、下地を仕込んでいます。
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天井まで張られたコーラルストーン。
一枚ずつ微妙に色味や模様が異なるのは、石灰岩から切り出した天然石だからこそ。
中には、二枚貝や巻貝、珊瑚の化石を見つけることもできますよ。
テレビを壁掛けにして(今回、壁に下地を入れました)配線も見えないように壁の中を通しています。
テレビボードもオーダーでつくらせていただきました。
収納するデッキなどの大きさに合わせたり、小さなお子さまが開けられないような工夫を凝らしたり、まさにオーダーメイドの一点もの。
壁の石との相性もばっちりです。