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神戸市灘区 マンションリノベーション工事レポート

STORY

中古マンションをご購入され、内装を無添加住宅リフォームで快適にされてからご入居されたいとのご相談でした。
水廻りの一部はすでに前オーナーさんがリフォーム済みでとてもきれいなところも。
当然ですが、元々の仕上げはビニールクロスや新建材の防音フローリング。
今回は、長い時間を過ごすLDKと洋室の一部屋を無垢フローリングとしっくい塗りの無添加住宅仕様とします。
和室をなくしてキッチンの向きを変え、広々LDKに間取りもチェンジ。
バス・洗面・キッチンの設備を新しいものに交換します。
マンションの場合、様々な取り決めがあるので、管理組合に事前相談と工事予定を提出するところからスタートしました。

GALLERY

  • 2021.3.30

    まずは解体から。
    キッチン・和室・LDと仕切られていた壁を取っ払って、ひとつの大きな空間に。

    鉄筋コンクリート造のマンションは、木造と違って内側の壁は耐力壁ではないので柱や梁の位置を心配せずになくしてしまえます。
    ただ、配線が絡む部分だけは要注意です。
  • 2021.3.31

    電気とガスの専門業者さんが入って、新たな位置に配管や配線、換気ダクトを回していきます。

    マンションは戸建て住宅以上に高さに制約があるので、開けてびっくりな施工がしてあることも。
    臨機応変に、壁をふかしたり床を嵩上げしたり。
    動線に影響がないように、視覚的にうっとうしくならないように、どこにどう取りまわしていくか、チームの腕の見せ所です。
  • 2021.4.5

    解体した和室の押入れの下が、コンクリートスラブの雑な仕上がりのままでした。
    このままでは床材を張れません。
    左官さんを呼んで、畳の下のスラブと高さを合せてモルタルを塗ってもらいました。
    さらに微妙な段差を、大工さんが合わせていってくれています。
    左端に写っているのは住設メーカーの下見の方。
    並行して作業を進めていくので、このタイミングの現場は、少しわちゃわちゃしています。
  • 2021.4.5

    リビングの床張り。
    マンションの規定で防音フロアをはがすわけにはいきません。
    和室の畳をのけたところにも、同種の防音フロアを捨て張りして高さを合せます。
    新しい防音フロアからは新建材特有の揮発成分が出るので、アルミシートを全面に敷き詰めました。
    その上からロシアンパインを重ね張りしていきます。
  • 2021.4.9

    システムキッチンの施工。
    無垢の木と天然石の無添加住宅オリジナルキッチンの次にお勧めする、「まるごとホーロー」でおなじみのタカラスタンダードさんのキッチンです。
    キャビネットの扉や内側に使われているホーローは、熱にも水にも強く美しさが長持ちします。
    ところ狭しと大きな箱が並び、手際よく組み立てられていきます。
    メーカーの人、何人きてるんだろう…。
    今回は、背面のキッチン収納もあったので結構時間かかりました。
  • 2021.4.12

    システムバスの施工。
    この大きな浴槽が、エレベーターと廊下を通って室内に入ってきた不思議⁉
    もちろん、施工前の下見で搬入経路を確認してもらっているので、問題なく入るのですが…。
    「搬入」を含めて施工です!
    (家に帰るまでが遠足です。的な)
    マンションの場合、RC(鉄筋コンクリート)の梁型がドーンとあったりして、現場での加工が多くなります。

  • 2021.4/20

    しっくい塗り。
    壁の仕上げはもちろん【しっくい】です。
    既存のビニールクロスを剥がさず下処理をした上に施工しています。
    下処理の方法は2通りあり、今回は市販品ではなく無添加住宅オリジナルのしっくい下塗り剤を選択。
    石膏が主成分の下塗り剤をコテで壁・天井の全面に塗るため、通常よりも手間がかかりますが、無添加住宅にこだわりたい方、臭いや成分に敏感な方にはこちらの方法がお勧めです。
    下地の状態や、お客様の体質、ご予算に合わせた提案をさせていただきますので、お見積り時にご相談ください。
  • 2021.5.1

    完成です!
    元あった和室の面影が全くというほどなくなり、一体感のある広々としたLDKに生まれ変わりました。
    キッチンの奥のアーチはパントリー(食品庫)の入口になっています。
    その向こうに小さな引き戸をつけ、洗面脱衣室に通り抜けるようになりました。
    今回、和室をなくし、キッチンのレイアウトも大きく変えて対面キッチンに。
    仕上げを新しくするだけでも心地よさは変わりますが、間取りを合わせて変更することで、機能性も向上します。
    ご家族の新たな日常の舞台、素敵に完成いたしました。