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田端広子の「Moss House通信」

深くて広い【照明計画】の沼っ。

おうちづくりの中で避けて通れない【照明計画】

素敵な照明をどこに吊るそうか、考えるだけでわくわく!

お気に入りのペンダントやシャンデリアを眺める暮らし。

シアワセ感じられますよね。

そういう楽しみも、もちろんアリです。

 

もう一つの楽しみは、灯りそのものをレイアウトして

壁や天井、時には床をどう照らすかを考える。

建築の素材が生きてくるので、無添加住宅をさらに引き立ててくれますよね。

こうなるとなかなか想像が難しいところもあるので、適した照明器具の選定には

プロの力を頼ってください。

照明器具のメーカーさんがプランニングサービスを行ってくれることもありますが

ここで気を付けてほしい点がひとつ!

無添加住宅の場合は、しっくいがビニルクロスとは違って反射率が高く

メーカーのプランニングを鵜呑みにすると、こんなに灯りいらなかったよーとなりがち。

カタログに記載されている参考の部屋の広さよりも、少し小さめを選んでちょうどいい。

 

あとは、忘れがちなポイントですが

【スイッチの計画】を疎かにしないでいただきたいです。

家の中でご自分やご家族がどう動くか。

朝起きて。出かけて。帰ってきて。お休みになるときに。

様々な場面を想定して、スイッチの位置や数を決めましょう。

とは言え、あったら便利かもしれない。

ここにも、あそこにも。

付け出したらキリがないかもしれません(笑)

お金の問題と、壁にスイッチまみれの美観の問題と…。

デメリットがないわけではないので。

 

そうそう、スイッチを調べていたらこんなものがありました。

「照明リモコン受信スイッチ」という名前でパナソニックさんが出しているもの。

専用のリモコンではなく、天井のシーリングライト(一番ポピュラーな天井の丸いやつ)なんかに付属しているリモコンを受信して、補助照明用のリモコンとして使おうという。

あったらいいな!が形にされたような商品。

知ってました?

ダウンライトとかって、壁のスイッチで調光させたりはできてもリモコン対応ってなくないですか?

テレビ見ながらとか、お休み前に読書とかしながらとか、手元でピッと消せたら

めちゃくちゃ便利ではないですか?

いや、いらない人はいらないで全然OKです。

でも、こんなものがあるんだと知っておくと、選択の幅が広がっていいなーと思ったので紹介してみました。

壁のスイッチは配線が絡むので、新築や壁をさわるようなリフォーム工事のときでないと

できないことなので。

 

照明器具のカタログって、一社の住宅用だけでも2~3センチの厚みがあるんですけど

機会があればパラパラとめくって読んでみてください。

WEBカタログだと必要なところだけに飛んで見る感じになりがちですが

紙のカタログだと、ついパラパラと前後のページにも目を通して新しい発見があったりします。

なので、毎年更新されるカタログを手元に置いてパラパラと…。

沼にはまって出てこれなくなること、しばしば。

 

住宅メーカーだと、決まった回数しか打合せできないとか(ほんま?)

うちは、いいのかどうかわからないんですけれど、納得いくまでお打合せさせていただくスタイル。

一緒に沼にはまってみます?