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田端広子の「Moss House通信」

「ボクらはみんな生きていく!」のあきやまさんちにて

漫画家のあきやまさんと。

漫画家が本業のあきやまさんですが、私たちの知るあきやまさんは、自給自足、食糧調達の達人。

家庭菜園はもとより

山に入ってきのこや山菜を採り

海に潜っては魚や貝を獲り

わなを仕掛けてお肉も調達してしまうすごい人。

化学物質過敏症を発症してしまった奥さまの食材調達が動機なのですが

(詳しくは、あきやまひできさん著「かびんのつま」をご覧ください。)

極め方がすごすぎて、ついていけないのです。

そんな暮らしぶりが、ビッグコミックスペリオールに連載中の

「ボクらはみんな生きていく!」に現在進行形で描かれています。

ぼくらはみんな生きていく!

そして、過敏症の奥さまにとって、食糧以上に重要なのが住空間。

食べ物や飲み物以上に大量の空気を人は日々摂取しているわけですから

家の中の建材にこだわらないわけにはいかないのです。

 

数年前に一室、その後もう一部屋と無添加住宅リフォームをさせていただきました。

無添加住宅の床材の中でも、最も人に優しい「シンゴン」を選んでさらにご自身で柿渋を塗られています。

壁はもちろんしっくい塗り。

ところが、無垢の床は季節によって湿度の変化で収縮します。

冬になって隙間ができると体調が少しきついということで、今回のご依頼になりました。

床下の断熱「炭化コルク」の粉に反応してしまっているのか…

床を固定するための下地材(無垢の赤松)が原因か…

断定はできないものの、疑わしいものを排除するしかありません。

下地を「シンゴン」で作り直し、床材の張り方もぎゅっと詰めた感じに張り直しました。

施工の様子は【施工レポート】をご覧くださいね。

化学物質過敏症の奥さまのための無添加住宅リフォーム