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田端広子の「Moss House通信」

シフトレバー

旅先で、シフトレバーが壊れました。

夏休みで帰省していた次男を送るついでの家族旅行。

広島から北上して出雲へ。

家族4人で出雲大社へお参り!と駐車場に車を停めたその瞬間に、異変が。

ギアチェンジをする、シフトレバーのボタンがないっ!?

え?

ボタンが押せんとレバーが動かないんですけど。

もう、完全にパニックです。

いや、ここは冷静に。

「故障」→「保険」→「レッカー」→「修理」

その間に、どこに持ち込もうかとスマホで最寄りのディーラーを探して電話。

ルノー、少なっ!

しかも、すぐに修理はできないと。(やんわりお断りされる)

レンタカー特約は付けてないし、けど4人で動くのに車はいるし。

なんとかならへんのかー。

「カングー」「故障」「シフトレバー ボタン取れた」「ギア 故障」

とか、JAFの到着までに、いろいろとにかく検索してみる。

するとインスタの投稿で同じトラブルに遭った人のポストを発見!

しかも、その人自力で応急処置して自走して帰ってる。

これは光が見えた!

カバーを外してロックを外して、なんちゃらボタンを解除して。

こんな、棒みたいなんだけにして大丈夫なのか?

この辺まできて相談する相手を思い出した。

いつも車検を出してもらっている従兄さん。

めっちゃ冷静に「走る分には問題ないから。」

「修理するっていうか、部品があるかどうかやから探しとくわ。」と。

(国内に1個だけ在庫が確認されたパーツをささっと取り寄せてくれて、後日パパっと付けなおしてもらいました)

1時間半ぐらいかけて到着したJAFのお兄さんには、運んでもらう先がないことと、なんとか自走できる状態になったことを説明してお引き取りいただいた。

で、ようやくの出雲大社です。

しかし、真夏の日中車内で1.5時間。

停車中もエアコン付けていたとは言え、軽く熱中症気味。

参拝のあとの参道巡りは早々に切り上げ、何もお土産買えなかった…。

 

今回の故障で改めて感じたのは、「プラスティックはもろい」ということ。

ボタンが飛んでった原因は、レバーの中身の小さな部品が割れたこと。

割れるよね。

なんで、車の部品がプラスティックなん?と思うけど

「軽量化」という大命題のために、数十年前からどんどん軽くて華奢なパーツに置き換わっていってるらしい。

「強くて重い」よりも「弱くても軽い」方が、燃費がよくなる。

経済的でエコ、が世の流れ。

長く乗るよりも、ささっと乗り換えて(買い換えて)もらう方がいいんでしょうね。

なんだか、住宅業界の闇とも通ずるものが…。

20~30年前ぐらいまでのいい車は、部品がしっかりしてるからメンテ次第でまだまだ乗れるらしい。

重さが違うから燃費は悪いけど、頑丈さが全然違うらしい。

車を専門にしてる人の言うことは、説得力がある。

 

自分でお手入れができて、長く住める無添加住宅。

長持ちする素材で、腐りにくいつくり方にこだわる家づくり。

見える部分だけじゃなくて、本質に目を向けてもらえるようにしっかりと伝えていきたいなぁと、改めて感じました。