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神戸市兵庫区 大正家屋の部分改築レポート

STORY

兵庫区にて改装工事のご依頼をお請けしました。
昨年の秋に工事をさせていただいたお隣の住宅。
その一部を今回、無添加住宅リフォームさせていただきます。
大正時代に建てられた住宅、何度も修繕や改築がされた様子もあり、壁の中はめくってみないとわからないところも…。
大工工事、左官工事、建具工事の様子をご紹介します。

初日、まずは大工工事(解体)から。

壊してみないとわからない、隣家との取り合いの壁。

改装工事

今回、こちらの和室の壁に、建具を付けます。(隣家との行き来ができるドア)

そのために壁をめくると…下地の胴縁(横向きの木材)の向こうに、柱?

今の壁は、元々の壁の内側に作られたもののようです。

隣家と繋がる壁なので、防音の目的もあったのかもしれませんね。

そして、元々の土壁の外側にはブリキの外壁が控えていました。

あるかな?ないかな?めくってみないとわからない部分ではありましたが、想定内です。(多分…)

壁の取り壊し

こちらは、玄関ホール。

正面の建具を取り除き、壁にします。

奥の間が暗くなってしまわないように、鴨居から上にはガラスをはめ込む予定です。

左側の入口は、ドアから引き戸に。

化粧直しとしての内装工事と、使い勝手をよくするための改築工事。

リフォーム工事といっても色々ですが、ご予算やご希望に応じて幅広く対応させていただきます。

引き戸新設

既存の床の上に無垢床を張りました。

元々あった玄関ホールと洋間の段差を、玄関ホールをかさ上げすることで解消しました。

部屋への入り口には上吊りの片引き戸を。

敷居がないので、開け放したときにすっきりとしますね。

壁の漆喰塗り

建具枠が付き、壁下地の補修が完了したところで、左官さんにバトンタッチです。

新築工事でもお世話になっている仲田左官さん。

慣れたコテさばきで塗ってくれています。

除湿器を3台持ち込んで、運転。

練った漆喰に含まれる水分量は相当なもので、硬化するまでに大量の湿気を吐き出します。

これこそが、漆喰が結晶化するための化学変化なのです。