STORY
多可町にお住まいのA様。
化学物質過敏症に対応したリフォーム工事をと、数年に渡り工事をさせていただいております。
今回のご依頼は、土間に部屋をつくって「グランドピアノが弾ける部屋」にしたいとのこと。
最近は症状が少し回復されて、ピアノを弾く時間が楽しみなんだそうです。
無添加住宅の建材で、ご希望に応えられるようにお部屋をつくらせていただきます。
GALLERY
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しっくい塗り
新しく起こした壁、元々の壁にしっくいを塗り、基礎部分も壁と同じしっくいを塗りました。
壁が白くなり、とても明るい空間になりました。
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ボード施工
下地の上に、ボードを張って壁ができました。
元々ある壁は土壁です。
新たな壁は中が空洞になるため、断熱と吸音を兼ねてパーフェクトバリアを詰めさせていただきました。
入口にはシンゴンのドア。、
ドアレバーとステンドグラスはお施主様がいつか使いたいと購入されていたものをお預かりして取付けました。
少し完成に近づいてきました。
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壁をつくっています
ブロック基礎の上に、壁下地を組みました。
ボードで覆ってしまう下地なので、杉や米松など、腐りにくく強い木を使いたいところなのですが。
天然の木材も揮発成分をたくさん含んでいます。
虫に食われないために、虫の神経を麻痺させたり、近づきにくい香りを放っているのです。
これまでのリフォーム工事で、杉や松にも強く反応してしまうことがわかっていましたので、忌避成分が弱めの樹種をテストしていただいて用意しました。
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土間タイル
下地ができたら、タイルを並べて敷き詰めていきます。
パサモルタルが乾かないうちにタイルを押さえるので、化学接着剤を使用しません。
昔ながらの工法です。
タイルは無添加住宅の人気商品「バルドーサ」
土っぽい自然な風合いが魅力のスペインタイルです。
450ミリ角と大判なのも迫力があって素敵です。
土足のお部屋なので、滑りにくい外床用お勧めしました。
色は温かみのある「シナモングレー」
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タイル下地
土間の床は全くの水平というわけではなく、レベル(水平)を出しながら下地をつくっていきます。
砂の配合が多めのパサモルタルを木の定規で整え、コテで均していきます。
砂とセメントを現場へと運び込むので量を把握しています。
かなりの量です。
混ぜ合わすだけでも重労働。
小柄ながら、めちゃくちゃ力持ちのタイル屋さん。
いつもありがとうございます。
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基礎ブロック積み
まずは、部屋の壁を起こすところへブロックを積んで、基礎をつくっていきます。
土間に鉄筋を差し、基礎の上の壁下地とブロックもボルトでつなぎます。
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-Before- 施工前の土間
柱と少しの壁と、ポリエステルのカーテンでゆるく仕切られた空間。
薄暗く冷たい感じの一角を、明るいお部屋へとリフォームさせていただきます。