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兵庫区 O様邸施工レポート

STORY

何年にもわたってこの辺りでの建築をお考えだったO様ご家族。
ようやく見つかった土地は、町中ということもあり法律上の制約がたくさんありました。
昔から建ち並んだ町は、道路が今の法律には合っていないことがほとんどです。
新しく建築をする際には、道幅を確保するためにセットバック(道路後退)をしなければいけません。
道との高低差が大きい部分も、慎重に計画を進めなくてはいけません。
準防火地域なので、窓や玄関ドア、軒裏の仕様も規定を守らなくてはいけません。
住宅は個人のものではありますが、同時に町の一部でもあるので、法律で様々な規制を受けます。
新しい家、古くからある家、その当時の法律で建っているので今は少しいびつではありますが、更新されていくことで安全で暮らしよい町並みへと生まれ変わっていくのです。
素敵な暮らしがこの土地で育まれていきますよう、精一杯お手伝いさせていただきます。

GALLERY

  • 2022.5.26

    竣工
    昨年の冬に着工して約半年。
    建物の工事が完成いたしました。
    最近は、半製品化された部材を現場で組み立てたりして、工期の短いところが増えてきています。
    それに比べると無添加住宅は工期が長め。
    大工さんが現場で作り込んだり左官さんがしっくいを練って塗ったり。
    タイルを一枚ずつ貼るのも、珍しいことになってきているのかもしれません。
    工期の短縮は決して悪いことではありません。
    建材や施工材料を省力化するときに、安易に化学物質を使わなければ。

    安心できる材料で当たり前につくることに手間を惜しまない。
    家を長持ちさせ、住まう方の健康を損なわないための家づくりがしたいから。
    そうして生まれた無添加住宅が、長くご家族に愛されますように。
    白無垢を着せて娘を嫁がせるような気持ちで送り出します。
  • 2022.5.20

    外構工事
    家の完成を待って、外構工事がはじまりました。
    道路より敷地が高いので、玄関までのアプローチに階段が必要。
    化粧ブロックだとコストを抑えられますが、素材を吟味。
    SNSで収集したイメージをもとにカタログから石や煉瓦をチョイス。
    実物のサンプルを取り寄せて選びました。
    仕上がりが楽しみです。
  • 2022.5.19

    玄関土間
    玄関の土間の施工です。
    タイルではなく、レンガを敷くことに。
    大人女子なら一度は憧れる「ヘリンボーン」
    施工してくれる職人さんたちには「網代張り」と呼ばれていますが。
    とてもいい感じになりそうです。
  • 2022.4.27

    足場が外れました!
    か、かわいい。
    2階の道路に面した窓をシンメトリーに配置したい。
    お施主様のこだわりが、効いてます!
    玄関ポーチの半円形のアーチがうるさくない程度に主張してて、nice!
    シンプルな切妻屋根だからこそ、軒の高さにこだわりました。
    足場が外されたこの瞬間、道から見えるこの姿に、キュン。
    帰るたびに幸せな気分になれるんではないでしょうか。
    自画自賛が過ぎますね。
    中はもっとすごいことになっていますから、お楽しみにです。
  • 2022.04.11

    左官工事
    室内のしっくい塗りがはじまっています。
    消石灰にスサやふのりを混ぜた無添加住宅オリジナルしっくい。
    現場で水と練り合わせてコテを使って塗ります。
    壁も天井も、無添加住宅の内装仕上げは全てがしっくい塗り。
    明るく快適な室内を作り出します。
  • 2022.03.07

    床張り
    室内では、大工工事が順調に進んでいます。
    床下に断熱材を敷き込み、フローリングを張っていきます。
    樹種は、優しい風合いが人気のインドネシア松。年月とともに飴色になっていく楽しみがあります。
    無添加住宅のフローリングは、全てほんものの木。
    断面を見ても張り合わせではなく、カットしただけの木。
    見た目は似ていても、接着剤で固めたフローリングは呼吸しません。
    無垢材は調湿してくれるので、冬はあったか、夏サラサラの肌触り。
    養生を被せてしまうので、床がこれだけ見えるのはつかの間。
    完成するまでしばしお待ちを。
  • 2022.02.28

    炭化コルク
    無添加住宅の基本の断熱材は、炭化コルクです。
    外壁の外張り断熱でありながら、漆喰の下地としての機能も兼ねています。
    現行の断熱基準では外張り断熱だけでは十分ではないので壁内の充填断熱にパーフェクトバリアを追加します。
    コルク樫の樹皮を蒸し焼きにしただけの100%エコロジーな建材。
    断熱、調湿、防音などに優れ、耐火、防虫効果もあるのです。
  • 2022.02.15

    ボロンデガード
    木造の天敵は、シロアリと腐朽菌。薬剤ではなく、鉱物由来のホウ酸処理で対策します。
    人体には安全なホウ酸を木材にたっぷり浸透させます。
    水回りはとくに入念に。
    侵入経路の遮断も、日本ボレイトさんのボレイトシールやボレイトフィラーなどの専用のものを使います。
  • 2022.02.13

    上棟後、大工さんがコツコツと筋交入れて金物取り付けて。
    ちょっと大切な家の強さに関わる部材を紹介しますね。
    コンクリート基礎の立ち上がりと桧の土台の間に敷いているのは御影石の基礎パッキン。
    上からの荷重をまともに受ける部材なので擦り減ったり劣化して砕けては困ります。
    なので、丈夫な天然の御影石を使います。
    そして、木の中にきらりと存在感を示すのが制振装置「FRダンパー」揺れを吸収して建物へのダメージを和らげます。
    繰り返し地震に対しても効果があるので安心です。
  • 2022.02.01

    祝上棟
    本日、無事に棟上げをさせていただきました。
    午後から冷たい雨が降ってきましたが、本降りにならず夕方には野地板を全て張り終えることができました。
    棟梁はじめ、応援の大工さん方レッカーさん、ガードマンさん、みなさまお疲れ様でした。
    ご近隣の方々のご協力にも助けられました。
    ありがとうございます。
  • 2022.1.28

    土台敷き
    2月1日の上棟に向け、土台の敷き込みを行いました。
    写真は、墨付けをしているところです。
    このあと、アンカーボルトを通すところに穴を開けたり、土台の下面にホウ酸を塗ったりしながら
    土台を設置します。
    土台に用いる木は全て国産の桧(ひのき)材。
    梱包を解くと、現場にひのき独特の木の香りが漂います。
  • 2022.1.15

    屋外給排水工事
    基礎が完成し、外部の配管工事の様子です。
    道路から建物まで、そして建物の周りに給水、排水、雨水の通る配管をそれぞれ回していきます。
    深い方から、汚水、雨水、給水と位置が決まっています。
    万が一の漏水のときを考えると、配管の位置関係のイメージが理解できるのではないでしょうか。
    人がひとり入るのがやっとな面は、完全な手作業。土を掘って配管を敷設し、また埋め戻して。
    寒い中の重労働、ご苦労様です。
  • 2022.01.04

    新年初っ端に、現場確認にやってきました。
    基礎立ち上がりの型枠が組み上がっています。
    配管用のボイドは年末に入れてもらっていましたが、チェックしときます。
    コンクリート打設の予定を近隣にお伝えして、現場退散。
    まだお正月の空気ですから、静かに見て回ります。
  • 2021.12.17
    基礎着工

    朝方までの雨もあがり、本日より基礎着工させていただきます。
    配置の確認をし、まずは【掘り方】
    基礎のベースが入る深さまで、土を掘っていく作業です。
  • 2021.11.14
    地鎮祭

    工事を始める前に、まずは土地の神様へのご挨拶。
    こちらの土地の氏神さま「祇園神社」さまにご祈祷をお願いしました。
    七五三のご祈祷がはじまる前の朝いちばんに来てくださいました。
    地鎮祭の間、近くから三味線かな?胡弓かな?和楽器の音色がずっと聴こえてきてなんとも雅な雰囲気に包まれました。
    この辺りは、平清盛と所縁の深い土地。当時の史跡がいたるところにあって、歩くとあちらこちらで石碑に出会います。