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自閉っ子目線の住まいづくり…「音」問題編

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自閉っ子シリーズを興味深く読んでくださっている方
前回の投稿からずいぶん間が開いてしまってごめんなさい。
私の身近にも、音のことでお悩みのご家庭があります。
我が家も然り…です。
自閉っ子ならずとも、小さなお子さんがいるご家庭では
走り回る音、泣き声、ときには叫ぶ声…ご近所に迷惑かもって気になりますよね。
階下の方に気を使って、集合住宅にはもう住めない。
だから、絶対一戸建て!そう思って家づくりを考えることもおありかと。
まさに、うちもそのパターンでした。
1歳、2歳ぐらいまでなら、隣近所の方にご挨拶して理解があれば許容もしてもらえるかも。
でも、いつになったら静かになるのか…?
それどころか、障害のあるお子さんの場合、身体が大きくなるにつれ声量も動作も大きくなって
家族でも耐えがたい「奇声」を発することも。
本人さんには、それなりの理由があって、何かしら発信してたりするんですけどね。
睡眠に問題を抱える方にあっては、深夜や早朝に大きな声を出してしまって
もう、どうにもこうにも…ってなっちゃいます。
家族はともかく、まずは外に漏れないように。
そんなときは、やはり『二重サッシ』が効果的。

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ペアガラスよりも、間の空気層が大きくとれるので防音効果が出ます。
新築時に二重サッシにすることももちろん可能ですが
既存の窓サッシの内側に追加して、内窓を取り付けることもできます。
最近では、断熱目的で工事をされることも多いです。
音も気になる、断熱も…って方は、窓を断熱効果の高い樹脂サッシにっていう選択もありますが、音的には断然二重サッシをお勧めします。
夏場の暑い季節、お子さんが外出している時間帯には開け放したり、一枚にしておいたり、解放度合いを使い分けられるのが利点です。
ただ、二重サッシにして外への音漏れを防いだとき、その音はどこへ…。
それだけだと、家の中で反響して家族は余計に辛い。
そう、跳ね返るのです。
そんな時は、「吸音」対策してみてください。
カーテンを厚手のものにする。織地のでこぼこしたものが効果的。
床に毛足の長いラグを敷いてみる。
音楽室に使うような穴の開いた吸音ボードを壁に使う。
楽器を演奏する目的なら、きっちりとした施工で防音、遮音する必要があるけれど
声の低減が目的なら、素人工事でも十分かと…。
(あ、ご依頼いただければ専門の建材できちんと施工させていただきます)

うちの息子もかなりの奇声を発します。
でも、わりと陽気な声なので、気にしないようにしています。
テレビの音が聞こえない…会話が聞き取れない…
音がかぶるとそんな感じですが、「静かにして」って伝えると一瞬だまってくれます。
「声小さくね」っていうと、しばらくボリュームダウンしてくれます。
すぐに忘れて大きくなっていきますけどね。
それは障害の特性かなって思ってます。
自分が発する声(音?)で外部のザワザワから自分の世界に没頭して
自分なりに落ち着こうとしてるのかもしれません。
本人のその場、その時の心に思いを寄せることで、すこし容認できたりします。

実は、無添加住宅のしっくい壁、音をよく跳ね返します。
光も熱も反射してくれるので、反射光がとても美しかったり
冷暖房効果が高まったりといいところいっぱいなのですが
音に対しては要対策…かもしれません。
家具やカーテンがある程度ある状態では気にならなくなりますので、ご安心くださいね。

次回のテーマ、実は頭にありまして…。
間取りに関係してくることに、うつっていきますね。