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A-House和室リノベーション 兵庫県多可郡

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兵庫県多可郡にお住いのAさまより、和室の改装を承りました。
母屋より後に増築されたお部屋ですが、造りはしっかりしています。
真壁の和室、畳も昔ながらの藁床畳。
最近の主流は芯材がスタイロフォームでできているので、重量が全然違います。
畳をめくって運び出すだけで重労働。
8帖のお部屋でしたので、8枚。
力持ちの大工さんも早々のウォーミングアップで体が温まったようです。

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何度か改装をされているようで、仕上げ材に新建材を使用されているところがあります。
ベニヤ板や合成接着剤の入った塗り壁材。
そこから揮発する成分が、お施主様にはしんどいとのことで、仕上げを安心なものに・・・とのご依頼です。

押し入れの天井をめくった小屋裏には立派な松丸太の梁が。
ほんの数十年前の住宅では、当たり前に無垢の梁、無垢の野地板が使われていたことがよくわかります。
モスハウスで建てる無添加住宅でも、もちろん見えない構造も全て無垢材で施工しています。

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畳には虫が付きやすく、防虫紙の使用が否めません。
天然のイグサも、人によってはその芳香がきつく感じることがあります。
今回は、無添加住宅の床材の中でも最も揮発成分の少ない「シンゴン」を張ることにしました。
畳の下地には元々杉の荒板が敷かれていました。
年月が経ってはいるものの、杉にも防虫成分が含まれているので、少しでも和らぐように「炭化コルク」を敷き詰めました。
もちろん、断熱材としての効果もあります。

sika

床板を施工し終わる頃には、すっかり暗くなってしまいました。
これ、載せていいのかな?
床に敷いているの、「鹿革」です。
この辺りでは、鹿は農作物を荒らす害獣として、駆除を勧めているのです。
専門の鞣し加工をされる方が有害な薬剤を使わず処理された革。
毛並みは柔らかで、何といっても温かい。
じわーっと温もりを感じます。
野生の鹿は、この毛皮で冬を越すのだから、当然ですよね。
多可郡は山あいの「里山」ということばがぴったりのとても豊かな地域です。
山の恵み、里の恵みを最大限に活用し、まさに「むてんかびと」な暮らしをされているAさま。
時には海の恵みを獲りに、私たちの住む町へといらっしゃいます。
一緒に潜りましょう!と数年前からお誘いいただいているのですが、ワカメを獲るのがせいぜいな私たちです。
もっとたくましくならなくては!